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仲田 光樹; 高吉 慎太郎*
Physical Review B, 102(9), p.094417_1 - 094417_11, 2020/09
被引用回数:9 パーセンタイル:53.43(Materials Science, Multidisciplinary)いわゆる光学的Barnett効果[A. Rebei and J. Hohlfeld, Phys. Lett. A 372, 1915 (2008); J. Appl. Phys. 103, 07B118 (2008)], i.e., 円偏光レーザー誘起磁化成長[S. Takayoshi et al., Phys. Rev. B 90, 214413 (2014); S. Takayoshi et al., Phys. Rev. B 90, 085150 (2014)]をフェリ磁性絶縁体に応用し、THz領域におけるマグノン凝縮機構を微視的に解明した。これはBose統計に従うマグノンに特有の巨視的量子効果である。本研究が提供するTHzマグノン凝縮体を活用することで、従来の強磁性絶縁体中のものよりはるかに高速のスピン輸送「巨視的量子干渉効果によるJosephsonスピン流」を実現することができる。
Yagmur, A.*; 内田 健一*; 井原 和紀*; 井岡 郁夫; 吉川 貴史*; 小野 円佳*; 遠藤 純一*; 柏木 王明*; 中島 哲也*; 桐原 明宏*; et al.
Applied Physics Letters, 109(24), p.243902_1 - 243902_4, 2016/12
被引用回数:3 パーセンタイル:14.94(Physics, Applied)スピンゼーベック効果(SSE)に基づく熱電素子の線抵抗性を調べるため、約310Gyの線照射試験を実施した。SSE素子には、Pt/NiZnFeO/GlassとPt/BiYFeO/GdGaOを用いた。SSE素子の熱電特性,磁気特性、構造は、線照射により影響されないことを確認した。この結果は、SSE素子が厳しい照射環境でさえ熱電素子として適用可能なことを示した。
青山 三郎; 楠城 和麿*; 西沢 市王; 春山 滿夫; 高瀬 操*; 杉本 洋一
JAERI-Tech 97-069, 32 Pages, 1998/01
TRU廃棄物計測実験設備は、TRU廃棄物固化体の品質検査法及び測定技術の研究開発を行うための実験設備として、NUCEFバックエンド研究施設内に設置されたものである。本実験設備は、中性子測定法を用いた廃棄物固化体中の微量TRU核種の高感度非破壊測定技術の開発をするためのアクティブ中性子測定装置、パッシブ中性子測定装置、廃棄物固化体内部のマトリクス性状及び放射能偏在状態を把握することで高信頼測定技術の確立を目指す透過型CT/放射型CT測定装置から構成されている。本報告書は、TRU廃棄物計測実験設備の各測定装置の設計仕様、測定原理及び製作時に実施された検査等についてまとめたものである。
竹下 功
原子力システムニュース, 7(4), p.30 - 36, 1997/03
平成7年初めより行ってきたNUCEFのホット試験における主な成果と今後の計画を概説した。STACYによる臨界実験では、10%濃縮ウラン硝酸溶液を用いた円筒炉心での一連のシリーズを完了し、解析コードの検証作業も並行して行われ、着実に成果があがっている。TRACYでも世界的にも初めての低濃縮ウラン硝酸溶液燃料による過渡臨界試験が開始され、臨界事故時の放射性物質の閉じ込めに係わるエアロゾル測定にも着手した。群分離を含む高度化再処理プロセス等、バックエンド研究施設による実験は、ウラン、RI等を用いた予備的試験が行われ、平成9年度後半から実際の使用済燃料等を用いた本格的な試験に入っていく計画である。
福島 奨; 半田 宗男; 塩沢 憲一; 平田 勝; 水上 治男*
JAERI-M 90-062, 49 Pages, 1990/03
直流アーク(DCA)および誘導結合プラズマ(ICP)の両発光源を備えたプルトニウム燃料用微量金属不純物定量装置を設計・製作した。本装置では、限られた燃料研究棟の床面積の有効利用を図るために、DCAおよびICP発光スタンドを1台のグローブボックス内に、しかも1台の分光器により測定できるよう同一光路上に配置する新しい設計を採用した。このために生じる光路長の増大に伴う感度低下、ICP発光分光分析用液体試料から発生する酸性蒸気によるグローブボックス内装装置の腐食劣化等の問題は、光学系の改善、給気導入系の新設等により解決した。本装置の定量性能は、グローブボックスに格納しない、単独発光源のDCAまたはICP発光分析装置に同等であることを、BEC(Background Equivalent Concentration)値の比較から確認した。
津幡 靖宏
no journal, ,
原科研NUCEFにおける最近の研究開発の活動を紹介する。NUCEF施設の研究設備の概要、放射性廃棄物の分離変換に関する研究(放射性廃液の群分離、ADS, ADSのための核変換サイクル)、さらに非破壊分析や化学分析等の活動について紹介する。
仲田 光樹
no journal, ,
フェリ磁性体に円偏光を照射させると非平衡マグノン凝縮体を創出できることを理論的に示した。従来の力学的回転によるバーネット効果との類似性に基づき、光学的マグノンバーネット効果と位置づけられるこの巨視的量子現象の生成機構を明らかにした。この技術を活用することにより、従来よりはるかに高周波数のコヒーレントマグノンを活用することができるようになり、スピンJosephson効果等の巨視的量子干渉効果を活用したスピン輸送・スピントロニクス技術への応用が期待できる。
仲田 光樹
no journal, ,
フェリ磁性体に円偏光を照射させると非平衡マグノン凝縮体を創出できることを理論的に示した。従来の力学的回転によるバーネット効果との類似性に基づき、光学的マグノンバーネット効果と位置づけられるこの巨視的量子現象の生成機構を明らかにした。この技術を活用することにより、従来よりはるかに高周波数のコヒーレントマグノンを活用することができるようになり、スピンJosephson効果等の巨視的量子干渉効果を活用したスピン輸送・スピントロニクス技術への応用が期待できる。